優秀な社長がすること

(1)立派な社長は失敗をどのように捉えるのか?

社員を統率し経営を順調に行っていく社長は簡単になれるものではありません。

もちろん適性を持つ人もいますが、多くの人が自分を上手くコントロールしながら立派な社長になっていきます。

例えば大きな会社を経営する場合、1つの失敗をクヨクヨ引きずることを避けます。

徹夜で頑張ったプロジェクトが失敗することが不思議ではありませんが、失敗したことにいつまでも落ち込んでいると次のプロジェクトが停滞します。

目標が達成できなかったとしても、次は上手くいくように気持ちを切り替えることが大切です。

失敗したことが頭から離れにくい人が社長として成長したいと考えるならば、誰よりも努力して乗り越えなければなりません。

気持ちを切り替えられる人との違いは、失敗したことをどのように捉えるかです。

失敗を引きずってしまう人は、失敗そのものよりも失敗した自分を恥じてしまいます。

自分の不甲斐なさでいたたまれなくなって、現実から目を背け成長するチャンスを逃します。

社長は会社で最も高い地位にあり責任も重いので、周りからの評価が下がってしまうのを気にしがちです。

しかし長期的に見ればもっと致命的な失敗を防ぎ、大きな成功を掴み取るラッキーな出来事だったというケースは少なくありません。

自分自身に経験値が蓄積されたと捉えることで、会社はより成長し社員のモチベーション低下も防げます。

会社のトップだからこそ前向きに捉えていることを社員に伝えることが大切です。

 

(2)世間の意見に敏感で情報収集に長けている

また岡野保次郎氏のような優秀な社長はトレンドにとても敏感であり、SNSで頻繁に情報収集を行っています。

全ての業種に当てはまることで、トレンドと外れた商品やサービスを展開しても大きな利益は見込めません。

こだわりを持ちすぎると一部の顧客しか定着せず、メジャーな会社の影に隠れてしまいます。

会社の特定の部門だけでなく最高経営者がトレンドを把握できれば、方針にズレが生じなくなって会社の宣伝や大衆受けに成功しやすいです。

インターネット利用者の多い日本では、SNSの利用者が年々増加しています。

SNS利用者には若者が多く、年齢層が高いところをターゲットとする会社は軽視しがちです。

しかし20代~30代のSNS利用者の半数以上が、SNS上で気になった話題を自分のブログや他のSNSで拡散するというデータがあります。

つまり若者のトレンドを掴むことができれば、爆発的に拡散されより多くの人の目に触れるということになります。

過去にもSNSがきっかけで話題となったコンテンツが、テレビなどのメディアで取り上げられたケースがたくさんあります。

SNSはプライベートとビジネスの両方の目的で利用されており、最高経営者がインターネットに詳しくないからと社員に丸投げしている場合ではありません。

日本で最も多くの利用者を獲得しているのがLINEです。

メッセージや通話をするためのアプリとして人気が出ましたが、利用者拡大に伴いSNSとして分類されるようになりました。

LINEを通してトレンドを知るのは難しいですが、会社が公式アカウントを持っているとキャンペーンの宣伝などが便利です。

 

(3)時代を察知した動向が求められる

LINEを使っていない人はその便利があまり理解できず経費を使うのをためらいやすいですが、友だち登録するだけで会社の最新情報やクーポンをゲットできるのは情報収集に無駄な時間を使いたくない現代人に合っています。

実際に自分もLINEを登録し他の公式アカウントを友だち登録してみましょう。

あまり頻繁にメッセージを送れば鬱陶しく感じブロックすることになります。

 利用者だからこそ分かる適度な送信頻度もトレンドを把握しているかがポイント です。

世界のトレンドと異なるのがツイッター人気で、フェイスブックが最大手である世界に対し日本はツイッター利用者が最も多いとされます。

フェイスブックは実名で登録し1人1アカウントしか持てないのに対し、ツイッターは複数のアカウントを使い分けることができます。

日本人は好きなジャンルごとにアカウントを持ち、それに沿ったアカウントをフォローしたりつぶやいたりしています。

よってツイッターでトレンド扱いされれば、特定のジャンルに絞った会社であっても十分に人気が出ます。

ツイッターで多くのリツイートやいいねを獲得するためには、その時に合った文章の作り方や画像の選び方が大切になってきます。

流行りの投稿ができる公式アカウントは常にたくさんのフォロワーを持っており注目度が高いです。

ツイッターを実際に利用し、リツイートを多く稼げる投稿内容を肌身で感じるしかありません。

ツイッターには様々な業界で働く人たちが集まっており、他業種の動向を知ることも可能です。

社員になってみないと分からない働き方改革の必要性も、話題となった投稿からヒントを得られることがあります。

社員には直接聞けない本音が拡散される場でもあり、トレンドのチェックを欠かさないことが社員を大切にする会社を創ります。